こんにちは
『花より男子』の影響で、ヘミングウェイの『武器よさらば』を読みました。
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タイトルから戦争を扱ったものだと思っていたんです。反戦モノだと。
反戦モノ、ではなかったです。
時は第一次世界大戦の頃で、戦争が早く終ることを願っている人もいる。だけど、(多分)反戦モノではない。恋愛モノでもない。
じゃあ、何を扱っているのかを考えてみたら、少々物騒な単語が。
「死」
戦争を通じて仲良くなった仲間との描写はやたら長い。
けど、仲間が亡くなる描写はあっという間。
奥さんとの恋愛シーンや、妊婦になった奥さんと行動するシーンも長い。
けど、奥さんと子どもが亡くなる描写はあっという間。
正直に言います。
奥さんが出産を控えている時の、主人公の心情、不愉快だったんです。
無事な出産(?)を当たり前だと思っているようだし、子どもさんへの心情も……。奥さん想いなのはいいことだけど。無事に生まれるのは当然じゃない。時代的なものもあるのかな?
でも、それはラストへの伏線だったんだろうな。フラグ回収が早いけど。
子どもが亡くなったと聞いた時の、主人公の心情。
奥さんが危険な状態だと聞いた時の、祈り。
奥さんと子どもを同時に失い、帰る場所もなく、雨の中ホテルへ向かって行った主人公。
もし、脱走兵にならなかったら、何かが違ったのかな?
もし、もっと医療が発達している時代だったら?
もし、戦争がなかったら?
それにしても、小説を読んでは、引き摺られた気持ちのままブログ書く癖、どうにかせんとな?
バッドエンドやビターエンドを見たあとに書いた記事は、もうグッチャグッチャなやつが多いから。『オルフェウスの窓』を読んだ後に発狂した気持ちのままブログ書いて、支離滅裂な記事が1つ誕生した前科がある。
おまけ
今聞いている曲。
www.youtube.com『ウルトラマンタイガ』劇場版の主題歌です。
『ウルトラマンタイガ』、世間ではかなり不評だけど、私は大好きなんだよ!ぶっちゃけ『ウルトラマンZ』より好き。
好きな曲、その386(←適当です)
youtu.be『God Bless You』
『武器よさらば』の主人公の奥さん。ご家族のことを考えると……。