こんにちは
『シン・ウルトラマン』にこういう台詞がありました。
「生き延びたいから強くなる。そのための知恵と力と勇気でしょ」
なんで、いきなり「勇気」という単語が出てきたんだろう?
終盤、ゼットンが出てきました。一兆度の火球なんて放たれたら、地球はおろか太陽系は消滅する。
ウルトラマンですら手も足も出ない。だから、政府が決めたことはただ1つ。
「ゼットン案件の真相は一切を公表せず」
「このまま何もせず、世界は何も知らないまま終わるのが1番の幸せ」
それが各国政府の判断。
どうしようもないから。下手に真相を知らせて、混乱させたり、発狂してしまうよりはいいから。
だから市民は何も知らず、平穏な日常をおくっていました。
でも、そんな中、船縁さんはゼットンを倒すための調べ物を続けていました。生きたいから。
そこに酔っ払い現実逃避の真っ最中の滝さんが入ってきました。
「生物世界では弱肉強食が基本。弱い動物は絶滅することもある、人類も例外じゃない」
船縁さん、手を止めずに反論。
「生き延びたいから強くなる。そのための知恵と力と勇気でしょ」
ラストでゼットンを倒した人類についてゾーフィは言いました。
「ゼットンを倒した君たちの勇気と知恵と生命力に敬意を表する」
どっから勇気出てきた?
勇気を出したのってウルトラマンだけでは?(端的に言うと)人間がやったのは世界中の学者と話し合いをしただけ。ウルトラマンはゼットンに特攻したから。
「力と勇気」担当がウルトラマンだとしたら、人間は「知恵と生命力」
しかも、直前まで諦めていた。「知恵」も大半はウルトラマンの提供。
ん?「諦めていた」!?
そっか!そういうことか!!!
現実を直視するのって勇気がいるから。その現実が今までの平穏を壊すものだったら余計。
だから、その現実を打破するには、まず現実と向かい合わないといけない。
「ゼットンによって全滅する」という現実は見たくない。考えただけで、現実逃避したくなる(?!)
「ゼットンを倒す」それは一種の希望。
もしダメだったら、ただでさえ辛いし苦しい。一瞬でも希望を抱いたら、更に辛くなる、まさに烈しい苦しみ(精神的に)
だから、何もしない方がいい。何も知らない方が幸せ。何も考えない方が楽。
そういう境地に至ったのか。
「勇気を出す」と言う行動も、希望がないと出来ないから。
そんな中、現実を直視して、ゼットンを倒すための調べ物をしていた船縁さん。
社会的に見たら、世界の人たちとの話し合いで積極的に発言していた滝さんと、ゼットンを殴り飛ばしたウルトラマンこそが英雄だけど、船縁さんも英雄だな。
もし、あの神永さんが残したメモがあっても、船縁さんがいなかったら、行動を起こさなかったかも知れないから。
「臆病が伝染するように、勇気も伝染するものだ。周りに勇気を与える」と、かの有名なアドラーも言ってたしさ。
僕は君たち人類の全てに期待する
↑危うくこの期待を裏切ってしまうところだったのか……危なーい😱
「勇気」という単語で、初めて『シン・ウルトラマン』を観た時からずっとモヤモヤしてたけど……なんで気付かんかったんじゃい!他の方々や考察班の方々はとっくに気付いてそうなのに!情けねぇ😂
おまけ
言いたいことは1つ。
この記事を「いいね」と思った方は褒めて!
何回も間違って、書いてた内容を吹っ飛ばしたから! 2回くらい本気で、この記事をボツにしようかと思ったくらいですよ!
それでも、勇気と知恵(なけなしの記憶力)を振り絞って書きましたよ!
おまけ②
この記事を書いている途中に思い出した動画。
「リーダーも大事だけど、フォロワーも同じくらい、いやそれより大事だ」という話。
それにしても、我ながらやらかしたわ。「容赦なくネタバレをぶっこむ」という大罪。